アガサガ
『第五輪の独り言』その2。
学会のバイト ~THE ABSENT -MINDED PROFESSOR-~
先日、隣の研究室の教授に誘われて、学会のお手伝いに行ってきました。
教授。
「受付とかは(自分の研究室の)女子がやるから」
って、言ってったのに……受付係です。
教授。
「受付とかは(自分の研究室の)女子がやるから」
って、言ってったのに……受付係です。
教授。
「スーツじゃなくても良いけど、節度のある格好で」
前に大学院の友人がやっているのを見たことあるけど、みんなスーツだったよ?
とか、粗相があってはいけないというかで、当日はスーツという雰囲気で解散。
その後。
准教授。
「物理学会じゃないんだから、私服で良いと思う」
とか、准教授や友人に説得?され私服でいいやという結論に至る。
1日目──。
当日は案の定、他はスーツで私だけ私服というスタイル。
だって、みんな「スーツはねぇよ」って言うんだもん。
隣の研究室の教授も学会を仕切るのは初めてで、お手伝いも全員初めてで、事態は混乱を極め最初は滅茶苦茶だった。
教授も何かしらで動いて廻り、会う度に表情に疲れが増していった。
嵐のような序盤を乗り切れば、後は受付に人が来る事は稀で、楽だった。
が、その日の夜は変に緊張した所為か体中が痛かった。
2日目──。
この日は、受付ではなく、会場のセッティングと、質疑応答の際の質問者にマイクを渡す係。
基本は座長と呼ばれる仕切っている人のお手伝いだった。
朝は、昨夜に懇親会があった所為か、人はまばら。
みんな、座長の近くに座り、この人が自分のマイクを手渡していたので楽だった。
午後は、始まりの時間になっても座長と思われる人が来ず、私もどうして良いかわからなかった。
が、周りに慌てている様子も無かったので、私も待機。
その後、「座長は遅れてくる」と言った男が仕切り、発表会が始まった。
この仕事は20分毎に質問者にダッシュという簡単な仕事だった。
前日の会費の徴収など金勘定での精神的緊張に比べればずっと楽だった。
が、朝からずっと、わけわからん話を聞かされ、テンションだけが下がっていった。
終盤、私のテンションが底をつき、周りの偉い人達も発表者が真剣なので真面目に聞いているが、明らかに疲れているのが分かる頃。
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ──。
耳障りな音が耳に入ってくるようになった。
音源を探してみると、男がキーボードを大音量で叩いている。
周りの偉い人達も数人、彼に視線を向けた。
が、それに気づけば、その後の事態は避けられたのかもしれない。
彼の発表の番が来た。
相変わらず話はさっぱりだが、他の人とは違う何かに違和感を感じた。
彼は、発表後の質疑応答で袋叩きにあった。
あー、修士論文の発表会で先輩達がこんな感じになっていたけど、こういう場でも社会人でもあるんだぁと思った。
こうして、学会は終った。
後片付けをして、教授からバイト代を貰った。
TA程は貰えないだろうし、大した額じゃないだろうと思っていた。
まぁ、その通りだったが思ってたよりも高かった。
お金はさておき、学会を見れたのは良い経験だったかもしれない。
自腹であんな高い参加費を払ってみる事なんてないだろうし。
後、隣の研究室との関係も深まったしね。(溝が深くなっただけかもしれないが)
とりあえず、学会のバイトは余りやりたくないです。
「スーツじゃなくても良いけど、節度のある格好で」
前に大学院の友人がやっているのを見たことあるけど、みんなスーツだったよ?
とか、粗相があってはいけないというかで、当日はスーツという雰囲気で解散。
その後。
准教授。
「物理学会じゃないんだから、私服で良いと思う」
とか、准教授や友人に説得?され私服でいいやという結論に至る。
1日目──。
当日は案の定、他はスーツで私だけ私服というスタイル。
だって、みんな「スーツはねぇよ」って言うんだもん。
隣の研究室の教授も学会を仕切るのは初めてで、お手伝いも全員初めてで、事態は混乱を極め最初は滅茶苦茶だった。
教授も何かしらで動いて廻り、会う度に表情に疲れが増していった。
嵐のような序盤を乗り切れば、後は受付に人が来る事は稀で、楽だった。
が、その日の夜は変に緊張した所為か体中が痛かった。
2日目──。
この日は、受付ではなく、会場のセッティングと、質疑応答の際の質問者にマイクを渡す係。
基本は座長と呼ばれる仕切っている人のお手伝いだった。
朝は、昨夜に懇親会があった所為か、人はまばら。
みんな、座長の近くに座り、この人が自分のマイクを手渡していたので楽だった。
午後は、始まりの時間になっても座長と思われる人が来ず、私もどうして良いかわからなかった。
が、周りに慌てている様子も無かったので、私も待機。
その後、「座長は遅れてくる」と言った男が仕切り、発表会が始まった。
この仕事は20分毎に質問者にダッシュという簡単な仕事だった。
前日の会費の徴収など金勘定での精神的緊張に比べればずっと楽だった。
が、朝からずっと、わけわからん話を聞かされ、テンションだけが下がっていった。
終盤、私のテンションが底をつき、周りの偉い人達も発表者が真剣なので真面目に聞いているが、明らかに疲れているのが分かる頃。
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ──。
耳障りな音が耳に入ってくるようになった。
音源を探してみると、男がキーボードを大音量で叩いている。
周りの偉い人達も数人、彼に視線を向けた。
が、それに気づけば、その後の事態は避けられたのかもしれない。
彼の発表の番が来た。
相変わらず話はさっぱりだが、他の人とは違う何かに違和感を感じた。
彼は、発表後の質疑応答で袋叩きにあった。
あー、修士論文の発表会で先輩達がこんな感じになっていたけど、こういう場でも社会人でもあるんだぁと思った。
こうして、学会は終った。
後片付けをして、教授からバイト代を貰った。
TA程は貰えないだろうし、大した額じゃないだろうと思っていた。
まぁ、その通りだったが思ってたよりも高かった。
お金はさておき、学会を見れたのは良い経験だったかもしれない。
自腹であんな高い参加費を払ってみる事なんてないだろうし。
後、隣の研究室との関係も深まったしね。(溝が深くなっただけかもしれないが)
とりあえず、学会のバイトは余りやりたくないです。
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